◎災害救援金を日赤県支部などに寄託<2022年3月31日>
神奈川新聞厚生文化事業団は3月31日、県民から寄せられたウクライナ人道危機、トンガ大洋州噴火津波、令和3年8月大雨災害、令和3年7月大雨災害、令和3年2月福島県沖地震、令和2年7月豪雨災害の各救援金を日本赤十字社県支部(支部長・黒岩祐治知事)に寄託しました。
○ウクライナ人道危機救援金=1次分56件・290万7,305円(2022年5月末まで受け付け)
○トンガ大洋州噴火津波救援金=4件・17万955円(受け付け終了)
○令和2年7月豪雨災害救援金=3次分2件・4万4,358円(2022年9月末まで受け付け)
このほか、東日本大震災救援金8件・36万8,371円を福島県へ、ユニセフ募金6件・13万3,795円を日本ユニセフ協会へ送りました。
◎2021年度第3回理事会<2022年3月2日>、同第2回評議員会<2022年3月24日>開催
神奈川新聞厚生文化事業団の2021年度第3回理事会と、同第2回評議員会が横浜駅西口のベイシェラトンホテル&タワーズで開かれ、2022年度の事業計画案と予算案が原案通り承認されました。
コロナ禍で実施が不透明な福祉事業もあるため、新規の代替事業も含めて対応します。コロナの影響は多少残るものの回復への期待を込めて、2628万円(2021年度予算比300万円増)の予算としました。
◎障がい者のためのエアキャビン付きランチブッフェの会を開催<2022年3月19日>
神奈川新聞厚生文化事業団は19日、県内の障がい児者と家族を対象に、ランチブッフェの会を開催しました。会場は横浜みなとみらいの横浜ベイホテル東急「カフェトスカ」。6組15人の障がい児者と家族らが、開催中のフェア「キッチンスタジアム〝北海道〟」で、北海道の食材をふんだんに使った特製料理を堪能しました。
長引くコロナ禍のため遠出が難しい状況の中で、日常生活とは違った体験を近場で楽しんでもらおうと企画。今回用意したのはみなとみらいの新名所として話題の、都市型循環式ロープウェイ「ヨコハマ・エア・キャビン」片道乗車券が付いた特別ランチプランで、食後は家族ごとに空中散歩を満喫していました。
横浜市栄区から参加の山寺隼矢さん(24)は「料理はすべて美味しかった。品数もちょうど良く、残さずに食べました。エアキャビンからの眺めも最高でした」と話していました。
横浜ベイホテル東急「カフェトスカ」にて
エアキャビンから眺めるみなとみらい21地区
◎児童福祉施設の生徒らを対象にした空の旅「チャーターフライト」を実施<2022年3月16日>
県内の児童養護施設で暮らし、中学や高校をこの3月に卒業した生徒らを招待した「JALチャーターフライトで楽しむ日帰り空中散歩」が16日行われました。天候にも恵まれ、国際線仕様のB737型機(小堀敦土機長)による約120分の遊覧飛行を満喫しました。
神奈川新聞厚生文化事業団の主催で、神奈川県児童文化体育協会(田崎吾郎会長)に属する施設の生徒や職員ら計81人が参加しました。コロナ禍で3年連続中止となった「神奈川新聞スキー教室」の代替事業です。
羽田空港を離陸後、右回りで富士山上空を通って日本列島を北上、毎年スキー教室を行っている山形県蔵王温泉スキー場上空を経由して羽田に戻るという特別コースで、客室乗務員は神奈川にゆかりのある「ふるさと応援隊」の4人が搭乗しました。定期便では体験できないルートや飛行高度などに参加者は大喜びでした。
飛行機は初めてという高校3年生の男子生徒(強羅暁の星園)は「飛行機は夢でしか乗ったことがなかった。あっという間にきれいな富士山が見えたり、海が見えたり、雲の上に行ったりと、夢とは全然違う貴重な体験でした」と興奮気味に話していました。
県社会福祉協議会が後援、全国共済神奈川県生活協同組合と神奈川県共同募金会が協賛。
搭乗者らに当日の飛行高度などのリクエストを聞く小堀機長
搭乗したB737型機をバックに、クルーを囲んで記念撮影
◎「歳末たすけあい」募金の配分先が決まりました<2022年1月>
県共同募金会は2日に行われた配分委員会で、昨年12月に実施した「第55回神奈川新聞歳末たすけあい」募金の配分先を審査し、計8団体に配分金を贈ることを決めた。
寄せられた募金は237件793万4524円で、前回と比べて12件減、108万1050円増。昨年に引き続き、コロナ禍で日々の生活に困窮している人たちを支援する事業・団体にも配分対象を広げた。
配分先と金額、事業内容は次の通り。
▽神奈川湘南卓球クラブ(藤沢市弥勒寺)=8万円。障害者卓球講習会開催事業▽療育教室歩会(座間市さがみ野)=5万円。療育用機材、教材等購入事業▽ふらっとステーション・ドリーム(横浜市戸塚区深谷町)=23万円。心の病の人たちの居場所づくりおよび精神保健への理解を広げる学習会の開催事業▽日本オストミー協会神奈川県支部(厚木市飯山)=16万円。支部会報発行事業、医療講演会・相談会開催事業▽若年認知症グループどんどん(川崎市麻生区王禅寺東)=14万円。若年性認知症の本人・家族の定例活動事業▽心の会・第3あすなろの家(横須賀市武)=12万円。障害者グループホームのトイレ洗浄便座交換事業▽RCB大口夢(横浜市神奈川区大口通)=20万円。貧困や孤立を抱えた子どもおよびシニアのためのコロナ禍での地域食堂事業▽神奈川新聞厚生文化事業団(横浜市中区太田町)=695万4524円。「車いす空の旅」「児童福祉施設スキー教室」などの福祉事業の実施、障害者団体等への活動補助金の助成など。
◎歳末たすけあい募金を受け付けています<2021年12月1日~ >
県共同募金会、県社会福祉協議会、神奈川新聞社、神奈川新聞厚生文化事業団の4団体は、12月1日から28日まで「第55回神奈川新聞歳末たすけあい」募金を受け付けています。キーワードは「夢・つながり・支え合い」です。ご協力よろしくお願いします。集まった募金は主催4団体で協議の上、県共同募金会配分委員会の審査を経て、障がい児・者の団体をはじめ、公的援助が十分に行き渡らない福祉団体の活動に役立てられます。また、コロナ禍で日々の生活に困窮している人たちを支援する事業・団体にも手を差し伸べます。
この募金には、個人の場合は所得税法上の、法人の場合には法人税法上の優遇措置があります。
【受付窓口】
▽ 神奈川新聞厚生文化事業団
〒231-8445 横浜市中区太田町2の23
☎045(222)0615
直接持参または現金書留、郵便振替(口座番号00260-2-8485)
▽ 県共同募金会
☎045(312)6339
▽ 県社会福祉協議会地域福祉部地域課
☎045(312)4813
◎嚥下食のランチ会を開催しました<2021年11月27日>
嚥下食は、摂食・嚥下障がい者を対象に、やわらかさや食形態を調整した食事の総称です。そうした障害を持った人のためのランチ会を開催しました。会場となったのは新横浜駅近くのフランス料理店「創作料理Maison HANZOYA」です。同店シェフの加藤英二さんの料理を4組13人の障がい児者とその家族が堪能しました。
従来の嚥下食は、安全性や栄養面には配慮されているものの、どうしても味気ない印象がありました。それを補う役目としてフランス料理の技法が活かせることに気づいた加藤さんは、ムース、ピュレ、ジュレなどの調理法で、「五感で楽しめる嚥下食」を実現しました。
「嚥下食として特別視するのではなく、フランス料理の延長線として、健常者の家族や友人と一緒に同じものを食べて楽しむことができるのが最大の魅力」と加藤さん。その考えから「スラージュ」と命名されました。フランス語で「ほっとする」「優しい」という意味です。
創作料理Maison HANZOYA
加藤英二シェフ
障がい者らを対象にした空の旅「チャーターフライト」を実施しました<2021年10月23日>
コロナ禍のために中止が続いている「車いす空の旅」や「交通遺児体験教室」などの事業の代替として計画していた「JALチャーターフライトで楽しむ日帰り空中散歩!」が10月23日に行われました。国内では運行していない国際線仕様のB737機による約90分の遊覧飛行を満喫しました。参加したのは県内の障がい児者と交通遺児のほか、家族やボランティアを加えた計118人。
羽田空港を離陸後、左回りで富士山上空を通って浜名湖方面へ。さらに左に旋回して伊豆半島上空経由で羽田に戻りました。事前に聞いた希望に応えて高度5500mの低空を飛んだり、富士山上空では右側の窓からも見えるように小さく旋回してくれたりと、定期便とは異なる航行に参加者は大喜びでした。機内ではフライトの詳細が記された搭乗証明書が全員に配られました。
参加者全員に配られた搭乗証明書
間近に見えた富士山
◎「車いす空の旅・北海道」は昨年に続きコロナ禍のため中止としました 神奈川新聞厚生文化事業団恒例の「車いす空の旅・北海道」は、毎年9月上旬に実施していますが、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないので、今回も中止しました。沖縄も含め「車いす空の旅」は4回連続中止という結果になりました。
◎東京ディズニーリゾートでの夏休み親子交流会は2年連続で開催を見送りました 県内の交通遺児家庭を対象にした「かながわ夏休み親子交流会」は、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、東京ディズニーリゾートの営業も通常に戻らないため、昨年度に引き続き開催を見送ることとしました。
◎活動奨励支援金の支給団体が決定しました<2021年6月9日>
2021年度の活動奨励支援金の支給対象に認定NPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」(田川尚登理事長)が選ばれました。同法人は2017年に設立。横浜市から、生命を脅かす病気の子どもとその家族のための在宅支援施設「横浜こどもホスピス~うみとそらのおうち」の建設・運営事業者に選定され、2021年秋の開設を目指しています。
この支援金は、公的な施策や取り組み、社会的な認知が求められているのに手を差し伸べられていない分野での、市民による先駆的・モデル的活動に対して贈られるものです。
詳しくはhttps://childrenshospice.yokohama/index.htmlで。
◎2021年度第1回理事会<2021年5月19日>、同第1回評議員会<6月9日>開催
神奈川新聞厚生文化事業団の2021年度第1回理事会、同評議員会が、横浜駅西口の横浜ベイシェラトンホテル&タワーズでそれぞれ開かれ、2020年度の事業報告案と決算報告案を承認しました。収支計算は、福祉寄付金などを合わせた経常収益が2379万9895円、福祉事業などに活用した経常費用が2194万4543円で、185万5352円の黒字でした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主な福祉事業がほとんど実施できなかったためです。
同年度に県民から寄せられた寄付金は▽福祉寄付金295件、1643万9995円▽歳末たすけあい募金249件、685万3474円▽令和2年7月豪雨災害救援金などの指定寄付金124件、621万9867円でした。
評議員会では、任期満了に伴う理事、監事、評議員の選任が行われ、篠原理事長に代わり並木裕之・神奈川新聞社代表取締役社長(当時)を新理事に選任、並木理事は16日の第2回理事会(書面決議)で理事長に就任しました。この他、江川明裕理事と星野昌子評議員、石黒敬史評議員が退任、佐藤信晶理事と井出康夫評議員、上関康樹評議員、水田秀子評議員が新たに選任されました。
◎「車いす空の旅・沖縄」は昨年に続きコロナ禍のため中止としました 神奈川新聞厚生文化事業団恒例の「車いす空の旅・沖縄」は、毎年4月上旬に実施していますが、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないので、今回も中止しました。