◎ 災害救援金を日赤県支部に寄託<2019年3月29日>
神奈川新聞厚生文化事業団は29日、県民から寄せられた熊本地震、東日本大震災、九州豪雨災害、西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震の各救援金を日本赤十字社県支部(支部長・黒岩祐治知事)に寄託しました。
●東日本大震災救援金=13次分67件、302万1872円(これまでの累計7145件、13億3895万6335円)
●熊本地震救援金=5次分32件、57万4462円(同805件、1億2709万2089円)
●西日本豪雨災害救援金=2次分45件、864万554円(同254件、4100万4688円)
●北海道地震救援金=140件、1018万1524円
●九州豪雨災害救援金=2件・18万円
また、ユニセフ募金11件・12万8690円を日本ユニセフ協会へ送りました。
◎ 蔵王でスキー教室を開きました<2019年3月11日~13日>
県内の児童養護施設などで生活し、中学校を卒業する生徒などを招待する神奈川新聞厚生文化事業団主催の「神奈川新聞スキー教室」が3月13日から15日までの3日間、山形県蔵王温泉スキー場で開かれました。県内11施設の生徒、施設職員ら55人が参加しました。
一行は夜行バス2台に分乗、蔵王温泉からケーブルで中腹(標高1350㍍)の宿泊地SANGOROホテルへ向かいました。朝食後、降りだした雪の緩斜面で職員指導のレッスン開始。二日目も雪で視界が悪かったものの、初心者も滑る楽しさをつかみ、ゲレンデスキーを味わいました。
最終日、天気は一気に回復。まばゆい蔵王の銀世界に、リフトを乗り継いで山頂付近や樹氷林コースをチャレンジするグループもありました。相模原市から参加の中学生は「滑れるようになって嬉しい。蔵王の雪景色がきれい」と話していました。
◎ 2018年度第2回理事会<2019年2月20日>、同第2回評議員会<同3月25日>開催
神奈川新聞厚生文化事業団の18年度第2回理事会、同第2回評議員会がそれぞれ開かれ、19年度の事業計画案と予算案、基本財産の一部処分決議の執行中止に伴う差し戻し案などが原案通り承認されました。
事業計画では、前年度は結果的に年1回実施となった「車いす空の旅」を、従来の春の沖縄、秋の北海道の年2回実施としました。また、過去7年間該当団体がなかった活動奨励支援金の予算を復活し、対象団体の選考に積極的に取り組むこととしました。
収入予算は、福祉寄付金に2100万円(前年度比100万円減)を、歳末助け合い募金の配分金として昨年度実績額プラス80万円の650万円をそれぞれ計上しました。
◎ 「車いすバスの旅」で南房総を訪ねました<2019年1月25日~26日>
2018年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震のために中止となった「車いす空の旅・北海道」の代替事業として、「車いすバスの旅・南房総」が1月25、26日の1泊2日の日程で行われました。障がいのある23歳から48歳までの10人に、家族とボランティアを加えた総勢38人が参加しました。
雲間に青空がのぞいた初日、一行は千葉県富津市の「マザー牧場」を訪問。羊の毛刈りや触れあい体験のほか、アヒルの行進も間近で見学しました。夕食会では豪華景品が当たるくじびきやカラオケ大会も開かれ、大いに盛り上がりました。
2日目は鴨川市の「たむら農園」でイチゴ狩りを楽しみました。シーズン前にもかかわらず、このバス旅のために特別に仕立ててくれたイチゴ狩りに、参加者はもちろん同行の家族やボランティアも完熟イチゴを満喫していました。
帰路は金谷港から東京湾フェリーを利用して、横須賀市の久里浜港まで、富士山を眺めながらの船旅を楽しみました。
◎ 「歳末たすけあい」募金の配分先が決まりました<2019年1月>
神奈川新聞社、神奈川新聞厚生文化事業団、県共同募金会、県社会福祉協議会の4団体が2018年12月1日から受け付けていた「第52回神奈川新聞歳末たすけあい」募金が1月17日で終了しました。寄せられた募金は231件、764万4090円。前回と比べて件数は6件増、金額は111万1865円の増でした。1月30日に主催4団体で協議の上、県共同募金会配分委員会の審査を経て、以下の8団体に配分金を贈ることが決まりました。
▽神奈川湘南卓球クラブ(藤沢市弥勒寺)=8万円。障害者卓球講習会事業▽療育教室歩会(座間市さがみ野)=8万円。テレビおよびDVD機器整備事業▽失語症 会話カフェ(藤沢市本鵠沼)=15万円。失語症の啓発活動▽日本オストミー協会神奈川支部(藤沢市湘南台)=16万円。会員および医療関係者向け会報発行と医療後援会・相談会開催事業▽がん患者サロンあさひ(横浜市旭区中尾)16万円。サロン運営事業▽開く会 グループホームウィズふじみ荘(横浜市栄区金井町)=18万円。AED購入事業▽ひだまり 生活ホームひまわり3号館(伊勢原市石田)=17万円。物置購入事業▽神奈川新聞厚生文化事業団(横浜市中区太田町)=666万4090円。「車いす空の旅」「児童福祉施設スキー教室」実施、障害者団体等への活動補助金の助成など。
◎ 2018年度の神奈川地域社会事業賞が決まりました<2018年10月26日>
福祉、教育、環境など地域のさまざまな分野で活躍する市民団体をたたえる「第31回神奈川地域社会事業賞」(主催=神奈川新聞社、神奈川新聞厚生文化事業団)の審査会が10月26日に開かれ、「かわさき助産師ネットワークSUN2(サンサン)」(川崎市)、「NPO法人海老名里山づくり山仕事の会」(海老名市)、「南足柄市介護予防サポート隊」の3団体に決まりました。
▽かわさき助産師ネットワークSUN2=川崎市内の助産師同士が情報交換や学習を重ねながら、よりよい妊娠、出産、育児などを応援・サポートする活動を行っている。市内病院の母乳外来、助産院や母乳相談室などの情報を載せた「おっぱいマップ」を3年ごとに発行し、子育て支援センターなど関連施設300カ所に配布している。また、だっこひもの使用方法など市民向けの体験講座なども開いている。(川崎市高津区、野村香緒理代表)
▽NPO法人海老名里山づくり山仕事の会=海老名市内の豊かな自然「里山保全」を目的に、2006年から海老名市内10カ所の計4万6425平方メートルの樹林地を対象に、里山保全整備作業を392回行っている。また、イベントなど通じて子どもたちにクラフト工作の指導や間伐材を使ったワークショップなどを開き、次世代へ自然環境を引き継ぐための活動も行っている。(海老名市、伊藤健三代表)
▽南足柄市介護予防サポート隊=地域の公民館などで高齢者を対象にした介護予防の体操教室を開催している。認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」を行う脳トレ教室も開いている。口コミで参加者数が年々増加し、高齢者の筋力低下を防ぐだけではなく、生きがいづくり、閉じこもり予防など交流の場にもなっている。またメンバーのスキルアップのため月に1回、勉強会や研修会を行っている。(南足柄市、白橋馨代表)
◎ 障がい者親子交流会を開催しました<2018年10月13日>
横浜市内の障害のある子どもと父母ら30人が参加した「親子交流会バスハイク」が13日行われ、千葉県富津市のマザー牧場で楽しいひとときを過ごしました。市心身障害児者を守る会連盟の協力。
桜木町駅前からバスに乗った一行は、到着した山の上ゲートで記念撮影=写真=した後、目当てのショーやイベントの会場へと繰り出しました。シープショーでは世界の19種類の羊が勢ぞろい。
牧羊犬のパフォーマンスや羊の毛刈りも披露され、参加者は親子で楽しそうに見入っていました。アヒルの大行進や子豚のレースなどもあり、動物と触れ合いながら秋の一日を満喫していました。
◎ 北海道胆振東部地震の影響で「車いす空の旅・北海道」が中止に<2018年9月6日> 出発予定日の9月6日未明、北海道胆振東部で発生した地震により、全道が停電になるという被害が発生しました。目的地・函館への飛行機は運行していましたが、停電による影響は計り知れず、安全面を考慮して中止を決断しました。
◎ ディズニーリゾートで夏休み親子交流会を開催<2018年8月24日~25日>
県内の交通遺児家庭を対象にした「かながわ夏休み親子交流会」が8月24日、25日の両日、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートで行われました。24家族66人が夏休みのひとときを楽しみました。
初日は東京ディズニーランドで遊んだ後、夕方から宿泊先のシェラトン・トーキョウーベイ・ホテルでのパーティーに出席。参加者全員の年齢の合計数を当てるゲームやディズニーのキャラクター名のビンゴなどで家族同士の交流を深めました。
交流会は県社会福祉協議会との共催、横浜、川崎、相模原の3政令市の各社会福祉協議会の後援で毎年開かれ、今年で23回目を迎えました。
◎ 2018年度第1回理事会<2018年5月18日>、同第1回評議員会<同6月4日>開催
神奈川新聞厚生文化事業団の18年度第1回理事会、同評議員会が、横浜駅西口の横浜ベイシェラトンホテル&タワーズでそれぞれ開かれ、17年度の事業報告案と決算報告案を承認しました。17年度の収支計算は、福祉寄付金などを合わせた経常収益が3083万3687円、福祉事業などに活用した経常費用が3179万9689円で、96万6002円の赤字でした。
同年度に県民から寄せられた寄付金は▽福祉寄付金329件、1903万4805円▽歳末たすけあい募金225件、653万2225円▽東日本大震災救援金などの指定寄付金212件、1007万9858円―でした。
評議員会では、任期満了前の退任に伴う理事選任案で、冨田輝司理事に代わり、松森繁・日本赤十字社神奈川県支部事務局長を新理事に選任、承認しました。
◎ 「車いす空の旅」で沖縄を訪ねました<2018年4月12日~14日>
神奈川新聞厚生文化事業団恒例の「車いす空の旅・沖縄」が4月12日から14日までの2泊3日の日程で行われました。13歳から36歳までの障がい児者10人のほか、家族やボランティアを加えた総勢40人が参加しました。
「沖縄美ら海水族館」や「琉球村」を巡り、沖縄の文化や風土、食を満喫しました。美ら海水族館では世界最大級の巨大な水槽の中を泳ぐジンベイザメやマンタを観察、オキちゃん劇場ではイルカたちが繰り広げる楽しいショーを観覧しました。
「車いす空の旅」は1987年に始まり、2001年から春に沖縄、秋に北海道を訪ねています。